作成記

comic『きのこ狩り』 [全]6ページ

体験記。[掲載]同人誌『うどん会「きのこ狩り」』(2010年11月)

主催の寺島令子さんとはアットcomic伝に面識を得る機会がありまして、参加させていただいた「うどん会」きのこ狩りを漫画にしました。

体験記は本作がはじめてかも。ネーム15分ながら描く時間はそれなりに要しました。劇画ですから。

左下の写真は帰ってから撮ったもの。きのこはバラエティに富んだ色形でおもしろい。天然の収穫きのこは崩れやすいので汁物の具にするのがよいと教わり、味噌味の汁に入れたら複雑かつやさしい味がしておいしかったです。本作では味について言及していませんが、とてもおいしかった。狩る楽しみ、食べる喜び、きのこ狩りは機会があればまたしたい行楽になりました。都内の公園でも収穫できるそうで、自分一人では食べてよいか判別できないのが残念。

上中央と右の2画像はタイトルコマ。侍戦隊シンケンジャーの殿、流ノ介、茉子。きのこ狩りに参加させていただいた機会は、同戦隊のロケ地巡りをテーマにしたうどん会の同人誌がきっかけでした。シンケンジャーほんとに好きでねぇ。プロデューサー監修の写真集を持ってますが、それを読んで惹かれたわけがわかった気がしました。スタッフみんなすごい。今の自分より上を行く勇気、まかせる信頼、なるほどおもしろかったわけだと思いました。

本作はネーム4枚が見開きラフを描いたら6枚になり、4ページ倍数でなくても大丈夫か、てらかわよしこさんにおたずねしてから描きはじめました。ラフは赤線の部分。赤線のない完成コマと見比べると変移がわかります。中にはラフ描きからまったく違う絵にしたコマもあり、描いてみたらおさまりが悪かったので変更しました。

同人誌はコミティア初売り時に手にして、今まで商業誌で読み親しんできた作家にはさまれた自分の漫画を見て、嬉しくも不思議な気持ちになりました。しかし劇画だなーと線を細く、ペンツールを調整したのは後日。当日お世話になったばかりか、いろいろと学ぶ機会をいただきありがとうございました。体験漫画、機会があれば描きたいと思います。

ページの先頭へ

Copyright(C) Noriko Amami All rights reserved.